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小林よしのり
2015.7.14 14:54メディア

「NEWS23」で「従米法案」が流れたのは良かった


NEWS23」を見たが、あれだけ「9999条・・」

9条を守れ」の群衆が出てきたあとでは、やっぱりわしの

セリフは「天秤の右に乗せるのは立憲主義だ」までだったな。

その直後の「9条ではない。現憲法ではない」というセリフ

は削られた。

まあ、予測していたことだ。

膳場貴子が美人だから大目に見る。

 

本当は「憲法9条」と「国際安全保障環境の厳しさ」では

釣り合わない。

「立憲主義」と「国際安全保障環境の厳しさ」を天秤に

乗せて、どちらが重いかを量らねばならないのだ。

 

そして「立憲主義」を破壊していいほどの、脅威はない

というのが、わしの主張だ。

これは絶対正しい!

北朝鮮も、中国も、今後12年のうちに、日本を攻撃する

ような事態にはない。

わしのような改憲派としても、「立憲主義」と「法の安定」は

重要である。

 

このままでは従米国家として、またアメリカの侵略戦争に

没主体性で付き合わなければならなくなる。

侵略戦争は絶対にダメだ!

ベトナム・アフガン・イラク戦争のように失敗する。

 

ゆえに憲法改正はアメリカから「国家主権」を取り戻す

ために行わなければならない。

これがわしの主張だが、やっぱり本を描くしかないな。

『新戦争論2』を描くしかない。

「従米法案」の騒ぎでマスコミへの露出が増えたが、

これが収まったら、また部屋に閉じこもって描こう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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